Received B/L:受取式B/L。船会社が、運送のために貨物を受取ったことを確認して、発行するB/L。一般にコンテナ貨物の運送、コンテナ貨物を前提とする複合一貫輸送の場合に発行される。信用状取引の場合、銀行買取の対象となるB/LはShipped
B/Lであり、そのためReceived B/Lには、船積を証明するOn Board Notationを記載してもらう必要がある。
On Board Notationの実際:本来、貨物をCFSなりCYなりに船会社が受け取った日(受取日)に受取船荷証券が発行され(つまり受取日が発行日となる)、船積日にOn
Board Notationが記載される時系列であるが、特に、Received B/Lを希望しない限り、出港日に合わせて発行日(受取日)も船積日も同日にしたShipped
B/Lとして発行されているのが実情である。なお、入港日と出港日が同日の場合が多いが、出港日が翌日になる場合、Shipperの希望する方の日付で受取日も船積日も同日にしたShipped
B/Lを発行してくれる。また、特に、Received B/Lを希望する場合は、発行日にサインだけで、On
Board Notationのないものが発行される。この場合、船積日に、On Board Notationはもうなされない。(NYKラインジャパン TEL:03-3284-6297 2005年8月8日調査)
Release Order:リリース・オーダー、貨物引渡指図書。AWB記載の荷受人が、荷受人指定の者に貨物を引き渡すように航空会社、もしくは利用航空運送事業者に指示する書類。L/C取引などで貨物が航空運送される場合、通常、AWBの荷受人はL/C発行銀行になっているため、輸入者は銀行に代金を支払い、またはT/Rを差し入れてリリース・オーダーをもらい、貨物を引き取る。
Remark:@在来船が受け取った輸出貨物に異常が認められる場合、貨物受取書であるM/Rに注記される異常の状態。コンテナ貨物の場合はD/Rに注記される。M/RおよびD/R
にもとづいて発行されるB/LはFoul B/Lとなる。リマークを削除するには船会社にL/Tを差入れる必要がある。A輸入のため船から陸揚された貨物に異常が認められる場合に付される注記。在来船の場合はボート・ノートに、コンテナ貨物の場合はデバンニング・レポートに記
載される。リマーク、事故摘要。
Remittance→送金為替
Reship→積戻し
Restricted L/C:買取銀行指定信用状。荷為替手形の買取銀行を限定し指定してあるL/Cのこと。取引銀行が指定銀行でない輸出者は、取引銀行経由指定銀行に買取を依頼することができる。
Revocable L/C:取消可能借用状。発行銀行が、いつでも、受益者に対する事前通知なしに変更または取消しすることができる信用状。信用状本来の機能が欠如しているため、あまり利用されていない。
Revolving L/C:信用状の一種、手形決済ごと、もしくは−定期間後に自動的に同条件で復元されるもの。一定した継続的な取引に利用され、取引ごとに信用状を発行するのに比べて、発行経費が安くつく。回転借用状ともいう。