【ま行】
マーケットクレーム:貿易クレームの一種。売買商品の価格が下落し、買い手が損害を受けるような場合に、その損害を少なくするために、売り手に対して、通常であれば問題にならないような些細なことを取り上げて提起する買い手のクレーム。
マーケットリスク:生産され販売される商品やサービスが、継続して、安定的に販売できなくなるかもしれないリスク。商品やサービスに対する需要、同業他社との競争などにより市場性を失う危険をいう。
マドリッド協定議定書:商標の国際登録制度に関する取決め。たとえば日本特許庁を通じて英語またはフランス語で世界知的所有権機関WPOの国際事務局に、商標を国際出願し国際登録を受けることにより、国際登録日から国際出願指定国において登録したのと同じ効果を持つ。ただし国際登録の通報を受けた指定国が、12ケ月または18ケ月以内に登録を拒絶した場合を除く。
見本市:商品見本やサービスなどを展示・陳列して宣伝・紹介 を行い、取引相手と交渉して、売買取引を促進するため開く市場。日本の見本市は展示・宣伝が中心であるが、外国の見本市は売買取引締結の場であることが多い。トレードショウ、ビジネスショウと呼ばれることもある。英語でTrade
Fair。
見本売買→Sale by Sample
無過失責任:米国をはじめ、日本その他の国の製造物責任法に取り入れられている考え方。すなわち製品の欠陥により他人に損害を与えた場合、メーカーは過失がなくても損害を賠償する責任があるということ。
無故障B/L→Clean B/L
盟外船:海運同盟(運賃同盟)に加入していない船会社が所有または運航している船のこと。同盟船に対応することば。
銘柄売買→Sale by Trademark
免責歩合条項:ロイズSGフォームの保険証券上、貨物に生じた損害が一定割合を超えた場合に、その損害が保険によりてん禰され、一定割合未満であれば、損害がてん補されないことを記載した条項のこと。メモランダム条項ともいう。
モントリオール詩定書:オゾン層を破顔するフロンガスなどの空気中への放出を規制する国際的な取決め。太陽の紫外線を吸収して動植物や人間の健康や環境を保護してくれるオゾン層を保護する取決め。日本では「特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律」によりフロン、ハロンなどの特定物質の輸出入が規制されている。